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ロータリーエンジンとは、混合気の爆発を回転する三角おむすび型のローターで受け、直接回転運動に変える原理のエンジン。
ピストンの往復運動が無くはじめから回転運動のため、一般的なレシプロエンジンより高出力で振動も少ない。
また、2サイクルエンジンのようにローター自身がバルブの役割をするため、構造がシンプルで軽量・コンパクトと、まさに理想的なエンジンといえる。
実際、制振性は2ローターで直列6気筒エンジンに相当し、たった1,300cc程度の排気量で200馬力以上を発揮。その天井知らずの回転フィールに魅了された人も多い(回転効率が良いゆえにエンジンブレーキが弱いという特徴もある)。
RX−7(FD3S)までは燃費・排ガス・耐久性などに難があったが、03年デビューのRX−8に搭載される新型ロータリー「RENESIS(レネシス)」では大幅に改善されているようである。
ちなみに、ロータリーエンジンと言えばマツダ。同社のシンボルでもあり、世間一般ではマツダが世界で唯一ロータリーエンジンを市販しているといわれるが、実はロシア(旧ソ連)にも存在するらしい。
代表車種 マツダ、コスモスポーツ、サバンナ、RX−7、RX−8、マツダ787B
関連 10A、12A、13B、20B、R26B、16X、レシプロエンジン、2サイクル、エンジンブレーキ、ロータリー係数、ディチョーク機能、エキセントリックシャフト、アペックスシール、ローターハウジング、サイドハウジング、サイドポート、ブリッジポート、ペリフェラルポート、クロスポート、ペリトロコイド、NSU、ハイドロジェンRE、2ローター、3ローター
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