「ペリフェラルポート」
peripheral port


ペリフェラルポートとは、ロータリーエンジンにおける吸排気ポートの配置方式のひとつ。通称ペリ。

ポートをローターハウジングの円周面に設けるもので、気流の方向がローターの回転方向と同じため吸排気効率に優れる。

ただし、ローターの頂点がポート上を通過するときに排気行程と吸気行程の作動室がつながってしまう特徴があり、低回転では吸気側に排気が混入して燃焼が不安定になるデメリットもある。

そのため、RX−7(FD3S)までの市販車では排気ポートのみに用い、吸気にはサイドポート式を採用。RX−8の新ロータリー・RENESISに至っては吸排気ともサイドポートとし、ペリフェラルポートは一切使われなくなった。

ちなみに、高回転での効率が優先されるレース用エンジンでは、吸排気ともにペリフェラルポートを採用する場合が多い。

関連 ロータリーエンジンローターハウジングRX−8RENESIS(レネシス)ブリッジポートクロスポート

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