「12気筒」
じゅうにきとう


12気筒とは、シリンダーが12個ある多気筒エンジンのこと。

シリンダー配置はV型か水平対向が主で、排気量5リッター以上の超高級車やスーパースポーツなどに採用される。

エンジン単体でみると様々な意味でレシプロエンジンの頂点とも言える究極的な存在。

フェラーリやランボールギーニなどスーパースポーツやメルセデスベンツ、BMWなど高級サルーンのフラッグシップとして君臨。レーシングカーでもル・マンや、かつてのF1(現在は禁止)などモータースポーツの最高峰で活躍している。

スムーズでパワフルな6気筒エンジンを二倍にしたと言うだけでもその有り余るポテンシャルがうかがい知れるが、実際に搭載するとなると大きく重く構造も複雑で、乗用車用としては成立しにくい。

とはいえ、もはや理屈ではなくV12という存在そのものがメーカーの威信やオーナーのステータスを象徴する価値を持つ。

国産乗用車としては唯一トヨタ・センチュリーが搭載している。

代表車種 フェラーリ・テスタロッサ、ランボルギーニ・カウンタック、メルセデスベンツSクラス、BMW7シリーズ、マクラーレンF1、ロールスロイス・ファントム、トヨタ・センチュリー

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