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ディーゼルとは、1892年にドイツの技術者ディーゼルさん(ルドルフ・ディーゼル)が発明したエンジン。
ピストンの上下運動をクランクシャフトで回転に変えるのはガソリンエンジンと同じだが、点火プラグがなく、空気だけを吸入・圧縮し高温になった燃焼室に軽油または重油を噴射して点火させる。
特徴としては、高圧縮比のため熱効率が良く、燃費が良く燃料自体も安いのでランニングコストに優れる。また、高回転は回らないが低速トルクが大きいというメリットがある。
クロスカントリー4WDやバス、トラックなどに多く採用されるが、ディーゼル特有の振動・騒音を抑える技術の進歩で、乗用車にも採用されるようになった。
排出ガス中のNOxやPM量が多く、黒煙を吹くなどダーティなイメージが根強いが、近年ではコモンレール式ディーゼルエンジンの普及により排ガスのクリーン化も実現。もともとCO2排出量が少ないため、ヨーロッパではハイブリッド車以上にエコカーとして普及している。
また、関わりが薄いと思われたモータースポーツにおいても、2006年のル・マン24時間耐久レースにおいてディーゼルエンジン(V12ツインターボ)を搭載したアウディR10TDIが史上初制覇を果たすなど、その存在感が高まっている。
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