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優れた走りと燃費を両立する夢のようなAT。Dreams Come True(ドリームズカムトゥルー)、夢は叶う。
もとい、DCTとは、Dual Clutch Transmission(デュアルクラッチトランスミッション)の略で、二つのクラッチを搭載することで瞬速シフトチェンジを可能にした2ペダルMTの通称。ドリカムの略ではない。
ミッション内部は奇数ギヤ軸と偶数ギヤ軸、およびそれぞれ専用のクラッチが独立して作動する複雑な構造で、例えば3速ギヤで走行している時に4速ギヤはすでに接続された状態で待機しており、シフトアップした瞬間にクラッチが切り替わって変速する。
その間わずか100分の数秒という電光石火のスピードで、加速性能も燃費性能もMT車以上というスグレモノ。フォルクスワーゲングループのDSGによって広く普及した。
ただし、渋滞などの極低速でギクシャクしやすく、機構や制御が複雑で高コストというデメリットがある。
3代目フィットはDCTの度重なるリコールで大きく信頼を失った。
採用例 フォルクスワーゲン・DSG(アウディ・Sトロニック)、三菱・ツインクラッチSST、日産・GR6型デュアルクラッチトランスミッション(R35型GT−R)、ポルシェ・PDK
関連 クラッチ、トランスミッション、2ペダルMT、MT、燃費
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