石油元売とは、原油を輸入・精製してガソリンなどの石油製品を供給する会社のこと。
日本国内では２０１９年現在で日本企業（民族系石油会社）が５社あり、シェア順にエネオス／ＪＸＴＧエネルギー、出光興産（出光昭和シェル）、コスモ石油、太陽石油、キグナス石油となっている。
かつて１９８０年代には国内に１５社もの石油元売会社が存在したが、市場の縮小や価格競争の過熱などで吸収合併が進み、現在の５社間でも資本提携や技術提携など様々な関係が結ばれている。
日本のガソリンスタンドはこの元売り５社の直営店や提携店などのほか、伊藤忠エネクス「carenex（カーエネクス）」、三菱商事エネルギー、丸紅エネルギーといった総合商社系とＪＡ系のものが存在する。
なお、１９８０年当時から単一社名のキグナス石油・太陽石油のほか、３グループに再編された１３社は以下の通りである。
・エネオス／ＪＸＴＧエネルギー（日本石油・三菱石油・九州石油・共同石油・ゼネラル石油・エッソ石油・モービル石油・三井石油）
・コスモ石油（大協石油・丸善石油）
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