「ＶＴＭ−４」
ブイティーエムフォー

ＶＴＭ−４とは、Variable Torque Management 4WD system の略で、初代ＭＤＸに搭載されたホンダ独自の電子制御４ＷＤシステム。

センター、リヤのデファレンシャルギヤを持たないかわりに、左右の後輪それぞれへの駆動力をコントロールできる電子制御可変トルククラッチ機構を搭載。

通常は燃費やスムーズな走行に優れたＦＦを基本とし、走行状況の変化に応じて前後輪の駆動力配分を100:0から50:50までの間で自動的に最適制御。同時に、左右後輪のＬＳＤとしても機能。発進時・加速時には積極的に後輪へ駆動力を配分することで前輪の空転も抑制する。

また、ＶＳＡとの統合制御やロックモード（デフロックに相当）などにより優れた安定性や悪路走破性を実現。ＦＦ／パートタイム４ＷＤ／フルタイム４ＷＤという３つの駆動方式の長所を併せ持った４ＷＤシステムである。

関連　４ＷＤ、デファレンシャルギヤ、トルク、クラッチ、ＦＦ、ＬＳＤ、ＶＳＡ、デフロック、パートタイム４ＷＤ、フルタイム４ＷＤ、ＳＨ−ＡＷＤ

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