「VR38DETT」


VR38DETTとは、2007年にデビューした日産GT−R(R35)に搭載される3.8リッターDOHC・V6ツインターボエンジンの型式名称。

シリンダーブロックやピストンなど主要部品の全てを専用設計。左右独立クロス吸気システムやプラズマコーティングボアシリンダー、エキマニ一体型ツインターボ等によって国産車最高となる480ps(6400rpm)の最高出力と60kgm(588Nm)もの最大トルクを3200〜5200rpmの広い回転域で発生する。

また、低回転からの高トルク特性と排気二次エアシステム等の採用により、スーパーカーとしてはトップレベルの低燃費と排出ガスのクリーン化(U−LEV)も実現する。

そのメカニズムもさることながら、塵一つないクリーンルームで匠の手によって一機一機組み上げられる生産体制も特筆もののスペシャルなエンジンである。

ちなみにDETTとは、DがDOHC、EがElectronic(電子制御)、TTがTwinTurbo(ツインターボ)を表す。

関連 日産GTRR35V型エンジンDOHCツインターボシリンダーブロックボアエキマニトルクスーパーカー燃費

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