「プッシュ式クラッチ」

プッシュ式クラッチとは、ＭＴ車のクラッチ機構においてダイヤフラムスプリングの中心（レリーズベアリング）を押すとクラッチの接続が切れる構造のもの。

一般的なＭＴ車の多くにプッシュ式クラッチが採用されている。

プル式クラッチに比べるとメンテナンス性に優れるが、ダイヤフラムスプリングの支点が力点（レリーズベアリング）と作用点の間に位置するため、圧着力の強い強化クラッチなどではクラッチペダルの踏力が重くなってしまう難点もある。

そのため、一部のハイパワー車（トヨタ１ＪＺエンジン車、マツダＦＤ３Ｓ、スバルＥＪ２０全般、日産スカイラインＧＴ−Ｒ（ＢＮＲ３２後期以降））では踏力の軽いプル式が純正採用されている。

対義語　プル式クラッチ

関連　クラッチ、ＭＴ、ダイヤフラムスプリング、レリーズベアリング、強化クラッチ、１ＪＺ、ＦＤ３Ｓ、ＥＪ２０、ＢＮＲ３２

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