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オクタン価とは、ノッキング(異常燃焼)の起こりにくさの指標で、これが高いほどノッキングしにくいことを表す。
この指標は、ノッキングの起こりにくい成分の代表「イソオクタン」と、ノッキングの起こりやすい成分の代表「ノルマルヘプタン」で標準燃料を作り、対象の試料燃料(ガソリン)がどの混合比の標準燃料と同じアンチノック性を持つかを示している。
つまり、オクタン価90のガソリンは、イソオクタン90:ノルマルヘプタン10の混合比の標準燃料と同じアンチノック性があるということ。
国内ではリサーチオクタン価という測定規格が用いられ、日本工業規格(JIS)により、96以上のものをハイオク、89以上のものをレギュラーと定められている。
実際に国内で販売されているものの多くは、ハイオクで100、レギュラーで90〜91と高水準らしい。
ちなみに、オクタン価は100が最高というわけではなく、航空燃料などは130くらいのものもある。
関連 ノッキング、イソオクタン、ノルマルヘプタン、標準燃料、試料燃料、アンチノック性、リサーチオクタン価、ハイオク、レギュラー、有鉛ガソリン(加鉛ガソリン)、ドラガス、CFRエンジン、セタン価、添加剤
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