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デスモドロミックとは、エンジンの吸排気バルブの強制開閉機構。
通常のエンジンは吸排気バルブをカムで押し開いてバルブスプリングの反力で閉じるが、バルブの閉じをバルブスプリングを用いず閉じ用カムによって強制的に行うもの。
バルブスプリングを用いるより複雑で高コストにはなるが、バルブサージングを根本的に解消でき通常の金属バネでは追随できない超高回転化が可能となる。
20世紀初頭頃よりレース車両を中心に研究開発され、ニューマチックバルブが常識化する以前のF1にも採用例がある。
市販車では、現在イタリアの二輪車メーカー「ドゥカティ」が世界で唯一採用しており、同社の代名詞ともなっている。
同義語 デスモドローミック
関連 バルブ、カム、バルブスプリング、バルブサージング、ニューマチックバルブ、F1
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