「ストイキ」

ストイキとは、ストイキオメトリ（stoiciometry）の略で、理論上、空気と燃料が完全燃焼する理想的な混合比（空燃比）のエンジン燃焼方式（状態）。理論空燃比。

ガソリンエンジンの場合、ガソリン１に対し空気１４.７の重量比のことで、完全燃焼するため出力と燃費のバランスが良く、三元触媒による排出ガスの浄化にも適している。

ストイキ状態より燃料が濃い状態をリッチ、薄い状態をリーンといい、前者は出力に優れ（出力空燃比）、後者は燃費に優れる（経済空燃比）傾向となる。

日産ＧＴ－Ｒ（Ｒ３５）やレクサスＬＦＡは、高性能なスーパーカーでありながら、ストイキ領域を広くとることで良好な燃費性能も実現している。

用例　ストイキ仕様、ストイキ状態、ストイキ領域

関連 空燃比、理論空燃費、三元触媒コンバーター