「シームレスシフトギヤボックス」
seamless shift gear box

シームレスシフトギヤボックスとは、Ｆ１に用いられるギヤボックス（トランスミッション）の一種で、エンジン回転の断続時間を最小限でシフトチェンジ（変速）できるもの。

２００５年にＢＡＲホンダがソニックシフトの名で初投入したもので、シフトアップは０.０２秒、シフトダウンは０.０４秒で完了し、コースによっては一周でコンマ４秒も短縮できるという。また、変速時のショックがほとんどなくエンジンのストレスを軽減するとともに、コーナーリング中でも積極的なシフトチェンジを可能にする。

特に、エンジンがＶ８化されパワーダウンした２００６年シーズン以降、その遅れを取り戻すため数々のチームが開発にしのぎを削っている。