「ＢＡＲ」
ビーエーアール

ＢＡＲとは、British American Racing（ブリティッシュ・アメリカン・レーシング）の略で、１９９９年に誕生したＦ１チーム。

名門ティレルが前身で、元世界チャンピオンのジャック・ヴィルヌーブとＢＡＴ、レイナードのジョイントによって誕生。潤沢な資金力や元世界チャンピオンのネームバリューを背景に、当初より「優勝が目標」を標榜していたが、デビューイヤーの戦績は惨憺たるものだった。

２０００年からはホンダがパートナーとなり、エンジンだけでなく車体技術でも協力関係を締結。ますますネームバリューが高まりグランプリへの期待は高まるが、依然成績は低迷を続けた。

そして２００２年、それまでのクレイグ・ポラックに代わり、ＷＲＣスバルチームで有名なプロドライブ代表のデビット・リチャーズが最高責任者兼チーム監督に就任。

前後して、ウィリアムズからジェフ・ウィリスをテクニカルディレクターに招いたり、ジャック・ヴィルヌーブの放出、佐藤琢磨のレギュラードライバー復帰、ブリヂストンタイヤからミシュランタイヤへの変更など紆余曲折を経て２００４年にシリーズ２位を獲得した。

うまくいきすぎた２００４年に反して、２００５年は不運が重なり低迷。２００６年からはＢＡＲの名は消えたが、１００％ホンダチームに生まれ変わり、悲願の勝利を目指して邁進している。

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