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ミニとは、1959年にアレック・イシゴニスの設計によって誕生し、40年に渡って世界中で愛された英国小型車の傑作。
折しもオイルショックという時代背景のもとに誕生したミニは、軽自動車より小さい全長3075mmのボディ四隅に10インチの小径タイヤを配し、短いノーズに最大1300ccの直列4気筒OHVエンジンを搭載する自動車史上初のFF車である。
優れた経済性と大人4人が乗れる実用スペースを有するとともに、省スペース化で駆動軸中心にエンジンを配置したことが偶然にも卓越したコーナーリング性能を実現した。
グレードは普及版のメイフェアや高性能版のクーパー/クーパーS等がリリースされ、特にクーパー系は各種レースから国際ラリーまで、幅広いカテゴリーのモータースポーツで大活躍した。
当初BMC社からオースチンとモーリスのブランドで発売され、1968年からはBLMC社、1982年からはオースチン・ローバー社、1989年からはローバー社と、基本設計を変えぬまま長らく造り続けられていたが2000年についに生産終了した。
翌2001年、安全性能など現代の車に求められる各種要件とBMWの最新技術を搭載し、ニュー・ミニが誕生。
サイズこそ大きくなったものの旧ミニの面影を強く残したスタイリングを実現。
グレード構成は、ワンとクーパー、クーパーSの3種類。エンジンは全グレードとも1600ccのOHCだがそれぞれセッティングが異なり、特にクーパーSはスーパーチャージャーで過給され163psを発生する。
トランスミッションは5MTとCVT、クーパーSには6MTが用意され、BMWらしい高いボディ剛性と優れたハンドリングにより、伝統的でいて革新的な価値を築き上げた。
公式サイト 「MINI.jp」
関連 直列エンジン、OHV、FF、イシゴニス式FF、ラバーコーン、ローバー、BMW、OHC、スーパーチャージャー、トランスミッション、MT、CVT、ミニ・クーパー、英国車、KAD
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