「Ｃａｎ−Ａｍ」
カンナム

Ｃａｎ−Ａｍ（カンナム）とは、Canadian-American Challenge Cup（カナディアン・アメリカン・チャレンジカップ）の略で、１９６６年から１９８６年までカナダとアメリカで開催されていたプロトタイプレーシングカーによる最高峰レースカテゴリー。

当初はＦＩＡグループ７規定により排気量２５００ｃｃ以上（上限無し）のオープン２シーターのマシンで北米大陸のロードコース（非オーバル）を転戦。大排気量マシンの豪快なレース展開が人気を博し、最盛期にはＦ１等と比較されるほど注目を集めた。

特にドライバーではジャッキー・スチュワートやジャック・ブラバム、グラハム・ヒルなどＦ１チャンピオン経験者やダン・ガーニー（ガーニーフラップの始祖）などが参戦。そしてブルース・マクラーレン率いる元祖マクラーレンチームが大活躍し名門チームとしての地位を固めた。

そして１９７２年にはポルシェが公称１１００馬力のモンスターマシンで参戦しシリーズを席巻した。

オイルショックによる２年間の休止の後、１９７７年から単座・排気量５０００ｃｃにルール変更してシリーズが再開。１９８６年まで開催されたが、第一期ほどの人気は集められずＣａｎ−Ａｍシリーズは終焉を迎えた。

関連　レース、プロトタイプ、Ｆ１、ガーニーフラップ、マクラーレン、ポルシェ、排気量

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