「カーボン」
carbon


カーボンとは炭素(元素記号C)。

一般的には、エンジン内や排気管内に付着する黒い燃えカスのこと、あるいはカーボンファイバー(炭素繊維)の略。

前者がエンジン内に蓄積してくると、ノッキングの原因になったり燃焼室の気密が損なわれたりして本来の性能が発揮できなくなる。

エンジン清浄効果のあるガソリンや添加剤である程度は取り除くことができるが、完璧を求めるならオーバーホールが必要。

カーボンファイバーとは、炭素繊維樹脂強化プラスチックのこと。

厳密には、PAN系樹脂(アクリル繊維)やピッチ原料(石油や石炭・コールタールなど)から生産した繊維を高温度で焼成して炭化した繊維の総称(CF)。

この炭素繊維やケブラーで編んだ布をエポキシ系樹脂で固めて成形したものを炭素繊維樹脂強化プラスチック(CFRP)と呼ぶ。

鉄と比べて重さは約5分の1で強度は約10倍と、軽さや強度に非常に優れる。単に「カーボン」と省略して呼ばれることが多い。

ちなみに、世界のカーボンのシェアは約7割が日本勢で、世界最大のカーボンメーカーは東レである。

同義語 CFRP

関連 カーボンブラックオーバーホールノッキング添加剤ディーゼリングデポジットカーボンニュートラルカーボンブレーキカーボンクラッチウェットカーボンドライカーボングラスファイバーカーボンコンポジット

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