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ドライカーボンとは、CFRP(炭素繊維強化プラスチック)の一種で、樹脂を染み込ませたカーボンファイバー(炭素繊維)を幾重にも重ねて真空引きし、オートクレーブ等で加熱硬化させて成型したもの。
加熱硬化することで余分な樹脂が取り除かれ、鉄と比べて5分の1の重さで10倍の強度を誇る。
非常に優れた素材だが、生産性が悪く非常に高価なため、採用はF1や航空宇宙技術、軍事産業などごく一部に限られている。
ちなみにレカロのフルバケットシートを例にすると、グラスファイバー製のSP−Gが4.5kgで16万円、ドライカーボン製のSP−Aが2.5kgで58万円となっている。
なお、この分野ではF1が最も進んでおり、軍需・航空宇宙技術の30年先を行っているいわれる。
同義語 リアルカーボン
対義語 ウェットカーボン
関連 カーボンファイバー、真空引き、オートクレーブ、F1、ケブラー、グラスファイバー
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