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自動ブレーキとは、車両前方の障害物(歩行者や車両など)をレーダーやカメラで検知し、衝突の危険性が高まった際に自動的に作動するブレーキシステムの総称。
日本では、先進安全自動車(ASV)の一環として1991年より各社で研究が始まった機能で、2003年発売のホンダ・インスパイアに初搭載された(CMBS)。
当初の自動ブレーキは、最終的なブレーキ操作はあくまでドライバーの判断で行うことを前提としていたため、自動減速はするが自動停止はあえて行われなかったが、自動停止機能を搭載したボルボXC60のシティ・セーフティ(2008年)や、スバル・レガシィのアイサイト(2010年)の発売と共に規制が撤廃された。
特に、各国のNCAP(自動車安全評価)の項目に衝突被害軽減ブレーキが加わった2013年以降は、各社とも積極的に自動停止まで行う自動ブレーキの採用が広まっている。
自動ブレーキによる追突事故抑制効果は非常に高く、装着の義務化や保険料の割引なども導入が進められている。
同義語 自動ブレーキ、衝突被害軽減ブレーキ、自動緊急ブレーキ
採用例
スバル アイサイト
マツダ SCBS、スマートブレーキサポート/i−ACTIVSENSE
ダイハツ スマートアシスト
ホンダ CMBS/シティブレーキアクティブシステム/ホンダ・センシング
トヨタ プリクラッシュセーフティ/トヨタセーフティセンス
日産 インテリジェントブレーキアシスト/エマージェンシーブレーキ
三菱 FCM(衝突被害軽減ブレーキシステム)、FCM−City(低車速域衝突被害軽減ブレーキシステム)
スズキ レーダーブレーキサポート、デュアルカメラブレーキサポート
メルセデスベンツ レーダーセーフティ
VW シティエマージェンシーブレーキ
ボルボ シティセーフティ/ヒューマンセーフティ
BMW ドライビングアシスト
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