「アイサイト」
Eye Sight

アイサイト（Eya sight）とは、スバルが開発し２００８年より採用されている衝突被害軽減ブレーキシステム。

フロントガラス上部に右目・左目に相当する二つのカメラ（ステレオカメラ）を搭載し、その画像を立体視として認識することで前方の車両や自転車、歩行者、走行車線等を高い精度で認識。

緊急時の自動ブレーキをはじめ、クルーズコントロールの前車追従機能や車線逸脱防止機能などを、従来のレーダー式より安価に実現した。

「ぶつからないクルマ」のキャッチフレーズで広く訴求された安全性は、自動ブレーキの一大ブームを巻き起こし他社にも波及。アイサイトの高い評価はスバル躍進の大きなきっかけとなった。

２０１０年に登場したVer.2では、時速１００ｋｍ／ｈ以下、相対速度３０ｋｍ／ｈ以内での自動ブレーキのほか、全車速追従機能付きクルーズコントロール、ペダルの踏み間違いによる事故の防止・軽減を行うＡＴ誤発進抑制制御、車のふらつきや車線の逸脱時などに作動する警報＆お知らせ機能が搭載。

２０１３年に登場したVer.3では、カメラの視野角・視程の４０％向上、カラーカメラ化による先行車ブレーキランプ認識機能など制御の精緻化、最大速度５０ｋｍ／ｈまで対応した衝突回避ブレーキなどに進化を遂げている。

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