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HSV−010 GTとは、ホンダがSuperGTのGT500クラスに2010年より投入した新開発のレーシングカー。
前年まで13年に渡って参戦していたNSXのあとを受け、排気量3.4リッターV型8気筒エンジンのFRレイアウトなどSuperGTの統一レギュレーションに準拠した形で新規開発。
NSXで培った空力やハンドリング性能を継承しつつ、トータルバランスを重視して開発が進められ、FRならではのコントロール性の高さとミッドシップのNSX以上のコーナリング性能の両立を実現。
エンジンはフォーミュラニッポン用のV8エンジンを車重の重いGT用にリファインしたもので、8−4−2−1と触媒に集合されたエキゾーストパイプは排気音にまでこだわっており、F1を彷彿とさせるホンダミュージックを奏でる。
発売目前でお蔵入りした次期NSX(V10・AWD)の生まれ変わりと目されるスタイリングは、低いロングノーズと高いショートデッキという現代的なFRデザインで、グラマラスとシャープさが同居した非常に格好良いもの。市販されなかったのが悔やまれる。
なお、HSVとはHonda Sports Verocityの略で、Verocityとは速さ、速度を意味する。
関連 ホンダ、SuperGT、GT500、レーシングカー、NSX、V8、FR、ミッドシップ、レギュレーション、フォーミュラニッポン、触媒(しょくばい)、F1、V10、AWD、ロングノーズ、ショートデッキ
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