「ハイドラクティブ」
Hydractive

ハイドラクティブとは、シトロエンの代名詞とも言える「ハイドロニューマチック」に電子制御を加えて進化した新世代のサスペンションシステム。

１９８９年に登場したＸＭに搭載されてデビュー。構造的にはハイドロニューマチックと同様に窒素ガスとオイルを用いたものであるが、電子制御の導入により、運転状況や路面の状態に応じてソフト／ハードのサスペンションのセッティングを自動的に選択。快適性と走行安定性をよりいっそう高めることに成功した。

そして、１９９３年「エグザンティア」のハイドラクティブIIを経て２０００年「Ｃ５」でハイドラクティブIIIに進化。モーター駆動ポンプに改められた油圧回路はブレーキ、パワステ系統から独立したものへと刷新し高い信頼性を実現するとともに、ＢＨＩ（ビルトイン　ハイドロ　エレクトロニック　インターフェイス）という強力な電子ユニットを採用し、速度や路面状況に応じた車高の自動制御機能を実現。