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ド・カルボン式とは、ショックアブソーバーの構造の一種で、シリンダー(チューブ)が一重構造のもの。モノチューブ(単筒式)のこと。
発案者であるフランスのド・カルボン博士の名に由来する呼称で、この方式を実用製品化させたのがビルシュタインである。
ショックアブソーバーは減衰力を発生するためのピストンとオイルのほか、シリンダーに出入りするロッド分の体積変化を吸収するためガス室が設けられている。
モノチューブのシリンダー内部は、オイル室とガス室が仕切りのフリーピストンを境に直列に配置される。
こうすることでオイル室とガス室を完全に分離でき、ピストンの面積を大きくオイル容量も多くできる。またシリンダーが外気に直接触れて冷却性も良いため、優れた減衰特性を安定的に発揮することができる。
ただ、構造はシンプルだが高い製造精度が要求され高コストなため純正品に採用されることは少なく、ビルシュタインをはじめとする性能重視の高級品に採用されることが多い。
同義語 単筒式、モノチューブ
対義語 複筒式
関連 ショックアブソーバー、シリンダー、減衰力、純正、ビルシュタイン、オーリンズ
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