|
複筒式とは、ショックアブソーバーの構造の一種で、シリンダー(筒)が二重構造のもののこと。
ショックアブソーバーは減衰力を発生するためのピストンとオイルのほか、シリンダーに出入りするロッド分の体積変化を吸収するためガス室が設けられている。
複筒式のシリンダーは、ピストンが直接出入りするオイル室のシリンダーを包むようにガス室のシリンダーが配置され、ストロークに応じてオイルが両シリンダーを行き来する。
単筒式に比べピストンの面積が小さくオイル容量も少ない。オイル室とガス室を完全に分離されていないため気泡も発生しやすい。また、シリンダーが外気に直接触れないため熱がこもりやすい等、性能的には難点が多い。
ただ、構造は複雑だが加工が容易で低コストなため、純正品に多く採用されている。
同義語 ツインチューブ
対義語 単筒式
関連 ショックアブソーバー、シリンダー、減衰力、純正
1.かなもくじ
2.英字もくじ
3.数字もくじ
4.分 類 別
|