「ＣＰ９Ａ」
シーピーキューエー

ＣＰ９Ａとは、９８年に限定発売されたランサーエボリューション V および９９年に限定発売されたエボリューション VI の車輌型式。

新ボディで二代目となるエボ V 最大の特徴は、オーバーフェンダー装着によるワイドトレッド化とそれにともなうサスペンションセッティングの大幅な変更にある。

２２５／４５Ｒ１７の大径タイヤ、フロント・ヘリカルＬＳＤが装着され、鬼のようなコーナーリング性能を手に入れるとともに、エンジンもトルクが先代（ＣＮ９Ａ）より２ｋｇｍアップの３８ｋｇｍとなり、それにあわせてブレーキもブレンボ製のものが採用された。

エボ VI は、スペックこそエボ Vと変わりないが、サスペンション、エンジンを中心に改良を施され、熟成度を増した。

また後に、ＷＲＣで史上初の四年連続ドライバーズチャンピオンを獲得したトミ・マキネンの偉業をたたえた記念モデル「TOMMI MAKINEN EDITION」が発売された。

このモデルは単なる記念車ではなく、エンジン、サスペンションを中心にターマック仕様ともいえるレスポンス重視のチューニングが施され、ちまたではエボ 6.5 とも呼ばれた。

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