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ブルーバードとは、国産小型車の歴史とともに語り継がれる日産の小型セダン。
トヨタ・コロナと後に「B(ブルーバード)C(コロナ)戦争」と呼ばれる熾烈な販売競争を歴代に渡って繰り広げたことで有名。
初代(310型)のデビューは1959年。1000ccと1200ccエンジンを搭載したこの車は、童話の「青い鳥」に由来する車名と、当時としては垢抜けたデザインで大ヒット。たった四年間で生産累計台数20万台を突破した。
もっとも有名なのが1967年に登場した三代目(510型)。シャープなデザインのボディに当時としては国際基準をも凌駕するSOHCエンジンや四輪独立懸架サスペンションといったメカニズムを凝縮。特にSSS(スリーエス)はサファリラリーでの活躍もあり、スポーツセダンの歴史に「510ブル」の名を刻み込んだ。
その後、7代目(U11型)でのFF化や、8代目(U12型)でのアテーサ4WD採用、10代目(U14型)でのNEO−Di、ハイパーCVT採用など連綿と進化を繰り返していったが次第に人気は失われ、ゴーン体制となってからは弟分サニーのプラットフォームをベースとする「ブルーバード・シルフィ」に変身。低排出ガス基準を先取りするクリーンな車にイメージチェンジを図った。
関連 日産、セダン、L型エンジン、SOHC、独立懸架、SSS、FF、NEO−Di、CVT、プラットフォーム、排ガス規制
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