「バランサーシャフト」
balancer shaft


バランサーシャフトとは、エンジンで発生する振動を打ち消すために、エンジン内部に設けられるシャフト(回転軸)。

このシャフトには偏心したバランスウエイト(重り)が設けられており、回転するとエンジンの振動と逆位相の振動を発生。エンジンとシャフトで互いの振動を打ち消し合うことで振動の低減を実現する。

静粛性とスムーズさが大幅に向上するもので、主に快適性を重視する車に採用されるが、1989年にF1用ホンダV10エンジンに採用された例もある。

そもそもは「ランチェスターの法則」で有名なイギリスのフレデリック・ランチェスターによって1900年代初頭に発明されたもので、現在はそれをさらに改良し三菱が特許を取得した方式が一般的となっている。

同義語 バランスシャフト、サイレントシャフト、二次バランサー、偶力バランサー、ランチェスターバランサー

関連 クランクシャフト一次振動二次振動共振

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