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中嶋悟とは、1953年生まれの元F1ドライバー。
日本人初のF1フル参戦ドライバーとしてロータスチームより87年にF1デビュー。国内で活躍していた頃から「雨のナカジマ」の異名を持ち、89年のオーストラリアGPでは豪雨の中、非力なマシンで4位入賞を果たした(ファステストラップも記録)。
90年にはティレルチームに移籍し、翌91年に現役を引退。以後、フォーミュラニッポンやスーパーGTにチーム監督として参戦すると共に、鈴鹿サーキットのレーシングスクール校長を務めるなど後進の育成に尽力している。
優れた運転技術を持ちながらも、肉体的に全盛期を過ぎてからのF1デビューだったことや運のなさもあり表彰台には立てなかったが、91年に現役引退するまで、当初チームメイトでもあったアイルトン・セナとともに日本のF1ブームを牽引した。なにより日本人にF1の門戸を開いた功績は歴史に残る偉業である。
そして2007年、長男の中嶋一貴がウィリアムズチームからF1デビュー。日本人ドライバーも二世ドライバーの時代に突入した。
関連 F1、ファステストラップ、フォーミュラニッポン、スーパーGT、鈴鹿サーキット、アイルトン・セナ、鈴木亜久里
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