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イナーシャダンパーとは、F1で車体のピッチングなどの振動を抑制する装置。
車体に発生する急激な振動を吸収することで縁石に乗ったときの車体の跳ね(ピッチング)やブレーキング時のノーズダイブを抑制し、高い安定性を発揮する。
構造的には諸説あるが、ダンパーのピストンのシャフトに螺旋の溝が切られており、ダンパー作動時に内部のフライホイール状のオモリがシャフトの溝に沿って回転することで慣性力を発生し、小刻みなピッチングを打ち消すように作用するらしい。サードダンパー(サードエレメント)と置き換えるかサードダンパーと対にして4つめのダンパー(フォースダンパー/フォースエレメント)として設置される。
ルノーのマスダンパーに対抗すべく、マクラーレンが先鞭をつけた先進技術で、マスダンパーが禁止された現在では、フェラーリなど他チームにも採用が広がっている。
同義語 Iダンパー、Jダンパー
関連 F1、マスダンパー、イナーシャ、ダンパー、サードダンパー、ピッチング、ノーズダイブ、マクラーレン、フェラーリ
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