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独立出力側減速機構とは、マニュアルトランスミッション(MT)のショートストローク化と軽快なシフトフィーリングを両立するため、ホンダ・S2000に採用された独自のギヤ機構。
変速時、変速ギヤの回転差はシンクロメッシュ機構によって吸収されるが、一般的なFR車のトランスミッションではシンクロメッシュにかかる慣性重量の低減が困難で、シフト荷重の増加を招いている。
S2000では、出力側(プロペラシャフト直前)に独立した減速ギヤを設けることで、慣性重量を構造的に低減し、シンクロメッシュの負担を軽減している。
これにより前後方向36mmというきわめて短いシフトストロークと軽快なシフトフィールの両立を実現している。
関連 ホンダ、S2000、トランスミッション、MT、フィーリング、シンクロ、FR、プロペラシャフト
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