|
ドエルアングルとは、ポイント式のエンジン点火装置において、カムシャフト一回転中にポイントが閉じている(一次コイルに通電している)一気筒分の回転角度のこと。
スパークプラグの点火は、一次コイルに流れている12Vの電流を遮断した(ポイントを開いた)時に一次コイルと二次コイルの自己誘導と相互誘導で3万Vまで昇圧された電流によって行われる。
ドエルアングルが大きすぎると過剰な電力でコイルの過熱を招き、逆に小さすぎると電力が不足しスパークプラグの点火が弱くなってしまう。特に多気筒・高回転エンジンほど電力不足の傾向が顕著になる。
ポイントは、カムシャフト一回転で気筒数回の断続が行われ全気筒分の点火を担う。360度÷気筒数×60%がドエルアングルのおおよその目安といわれる。
同義語 ドエル角
関連 ポイント式点火、イグニッションコイル、スパークプラグ、カム
1.かなもくじ
2.英字もくじ
3.数字もくじ
4.分 類 別
|