「アドバンスド・アクティブ・エアロダイナミクス」
Advanced active aerodynamics


アドバンスド・アクティブ・エアロダイナミクスとは、2013年デビューの458スペチアーレに初採用されたフェラーリの電子制御可変エアロダイナミクス機構。

ピニンファリーナとのコラボレーションで生まれた機構で、コーナーリング時に最大ダウンフォース量を得ると共に直線走行時には最大限ドラッグを低減するもので、この機構により458スペチアーレはダウンフォース(Cl)値0.53、空気抵抗(Cd)値0.35と、フェラーリ・ロードカー史上最高水準の空力性能を実現した。

具体的には、車両フロント中央部に二つの垂直フラップと一つの水平フラップが設けられており、低速時には垂直フラップを閉じラジエターへの冷却気流を確保しエンジンを確実に冷却。速度が170km/hを超えると垂直フラップが開き、ラジエターへの気流を必要最小限に制御しCd値を抑制。さらに220km/h以上の速度域では水平フラップが下がり、リアのダウンフォースを20%強化するよう設定される。

また、直線加速時はリア・ディフューザーに設けられたアクティブ・リアフラップがほぼ水平まで下降し、ディフューザーの気流を剥離させてCd値を低減させる。

今後、フェラーリのロードカーに順次採用が予定されている。

関連 フェラーリエアロスペチアーレピニンファリーナCl値Cd値ドラッグダウンフォースラジエターディフューザー

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