「ロールスロイス」
Rolls-Royse


ロールスロイスとは、世界に冠たる最高級車の代名詞。チャールズ・スチュアート・ロールズとフレデリック・ヘンリー・ロイスによって1906年に設立されたイギリスの自動車メーカー/ブランド、航空機用エンジン等製造メーカー。

パルテノン神殿をモチーフとした縦格子のラジエーターグリルと、その頂点で羽ばたくような精霊像スピリット・オブ・エクスタシーのマスコットが特徴的。

自動車産業の黎明期、ロールスロイスによって製造されたモデルは、当初よりイギリスにおいて抜きん出た高性能車として注目を浴び、自動車先進国であったフランスでも高く評価を得るなど成功を収めた。

特に「世界最高の6気筒車」と銘打たれ、後に「世界最高の自動車(The best car in the world)」と改銘された40/50HP型、通称シルバーゴーストは、極めて高価であったにも関わらず商業的に大成功。世界各国の王侯貴族や富豪に愛用され、大正天皇の御料車にもなった。

1931年にはベントレーを買収するなど規模を拡大し隆盛を極めたが、技術革新の遅れや航空機用ジェットエンジンの開発失敗などにより経営が悪化。1971年に経営破綻しイギリス政府によって国有化された。

その後、自動車部門は1973年にイギリスの大手製造会社ヴィッカースに譲渡されて民営化。国有として残った航空機用エンジン等を製造する部門も1988年にロールスロイスplcとして再度民営化。自動車部門は紆余曲折を経てBMWが買収(ベントレーはVW傘下に)。1998年よりロールス・ロイス・モーター・カーズとして再出発を果たした。

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