「ドライサンプ」
dry sump

ドライサンプとは、エンジンのオイル循環方式の一つ。

エンジン本体とは別にオイルタンクがあり、そこからオイルをポンプで各部に送り潤滑する方式。

仕事を終えたオイルは戻り用のスカベンジポンプでオイルタンクに戻され再び各部に循環する。

エンジン本体の他にオイルタンクなどを必要とするが、オイルパンが不要なためエンジン搭載位置を下げられるメリットがある。

車の中で一番重い部品であるエンジンの搭載位置を下げることは、車体の大幅な低重心化になり運動性能の向上につながるためレーシングカーで採用されることが多い。

ちなみにＦＤ３Ｓまでのロータリーエンジンもドライサンプ方式を採用している。

対義語　ウェットサンプ

関連　エンジンオイル、オイルパン、オイルポンプ、スカベンジポンプ、ロータリーエンジン、ＦＤ

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